進む、冬のたたずまい
トキとの日々, 飼育員日誌 【掲載日】 2016年11月17日
トキの森も冬のたたずまいが一段と進んできました。
紅葉ま終りの時期を迎え、公園は木々の葉のカラフルさを失いましたが、落葉のせいで少し明るくなっています。
落ち葉の中に何か珍しいものはと、散策をして見ました。
今も緑を残しているのは苔でした。 その苔も、冬を迎えお休みバージョンかと思いきや、いえいえ、新しい芽を出しています。(コケに芽の表現は違うかもしれません。)
そして、昨年の冬にも見つけていました「フユノハナワラビ」(冬の花蕨)が群生してのを発見しました。
佐渡ではあまり知られていませんが、雪深い越後では、昔から冬の園芸用に鉢上げされ飾られているのを見たことがありました。
自然のものは小さいですが、ワラビの花の様に見えるので付いた名前でしょうか。
苔の間から見えるトコワラビ、そして、落ち葉、日本人が見つける自然の趣だなあと思いながら、自分の顔がほころんでいるのに気づく、落ち着くひと時でした。
トキの森も冬を迎え、訪れるお客様も一時期より少なくなっています。
ぜひ、お声掛け頂き、こんな佐渡のお話もご一緒頂ければと思います。
でも、
トキはもう少しすると、繁殖のための求愛時期でにぎやかになります。
そちらも、お楽しみに・・・・