巣台づくり
トキとの日々 【掲載日】 2015年12月15日
こんにちは
今朝のトキの森 さざんか(山茶花)です。
紅白にて
散りゆく株にも まだまだ美しい大花あり..
暮れの一息
さて、
今年はクリスマスイヴに捕獲が決まり
準備大詰めの時期となりました。
木枯らしが舞い、冷たい雨が降り、
はや師走か… 雪でも降りそう
(あ~スタッドレスタイヤに履き替えなくちゃ..)
という、まさにこのころ
「全羽捕獲中にできることリスト」を
少しずつこなしていく時期
「巣台づくり」も年末恒例準備のひとつです。
じゃーん!
とりあえず、完成しました~
といったん終了してから
(もう少し細かく編んどくか…)
(卵落ちないように)
とちょこちょこ蔓を加えていき、
結局ギリギリまでいじっております。
ありがたいことに、毎年素材を採取してくださる市橋さんから
秋口になると、必ずお電話をいただきます。
「こんなのんが採れた。」
「あんなのんも採れそう。」
「トキが喜びそうなのん 見つけた!!」
活き活きと「採取現場」の様子や状態を
ひとしきり説明してくださり
そして、
「もらっていただけると、すごくうれしいんだけど…」
シュンとワントーン下がって遠慮がちな声色になるので
「とってもありがたいことです。大変助かります!」
と遠慮なくお返事すると
また活き活きとした声色に戻られて
じゃあ!と、受け取りの日程を決めます。
いいタイミングを見計らって採取してくださるので
しなり具合もよく、
実際大変助かっております。
おかげさまで
二年連続の自然繁殖成功。
またこの巣台の上で、今季も巣がつくられて
ヒナが孵ったら.. うれしいですね(´v`*
PS: その市橋さんのお父上、故・佐藤春雄先生をはじめ、
かつてトキ保護に立ち上がった人々の軌跡を追った
感動の貴重ドキュメント
「朱鷺の遺言」 小林照幸
再読しています。
夜長の読書タイムに、ぜひおすすめです☆