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野生下のトキの幼鳥の状況について

トキ・ニュース 【掲載日】 2012年08月20日

平成24年8月20日(金)佐渡市で、本年3組のペアから巣立ったことが確認された8羽の幼鳥について、モニタリングチームにより観察された最近の状況が環境省から発表されました。

1.1組目のペアの幼鳥の状況

(1)親の個体:(2009年生まれ、オス)及び(2010年生まれ、メス)

(2)巣立ちまでの経過:3月16日に金井地区で営巣を確認し、3月18日に抱卵を確認した。4月22日にヒナ1羽を、23日にヒナ3羽を確認。5月5日からインターネットのライブ中継を開始。5月25日に1羽目、26日に2羽目、27日に3羽目の巣立ちを確認した。

(3)巣立ち後の状況:5月30日に幼鳥1羽が、6月1日には幼鳥3羽が巣のある林の外で確認され、6月2日までに幼鳥3羽が地上に降りているのを確認。6月4日には幼鳥1羽が自力で餌を飲み込むのを確認。6月15日以降は親鳥からの給餌が確認されない状態になった。6月下旬には、餌もコンスタントにとれるようになり、近くの親鳥以外の成鳥や3組目のペアの幼鳥と合流し、一緒に行動したり、幼鳥のみで行動したりすることも多く、行動範囲も広がっていった。

(4)現在の状況:巣のある林を引き続きねぐらとして利用する時もあれば、新穂・両津・金井地区の十数羽の群れが利用するねぐらを利用する時もあり、群れと同調して行動する様子が確認されている。8月19日には、1組目のペアの親鳥・幼鳥と3組目のペアの親鳥・幼鳥の全9羽と別の成鳥1羽の計10羽が同じ場所で探餌する様子が確認された。

2.2組目のペアの幼鳥の状況

(1)親の個体:(2007年生まれ、オス)及び(2009年生まれ、メス)

(2)巣立ちまでの経過:4月2日に羽茂地区で営巣を確認し、4月5日に抱卵を開始しているのを確認した。5月5日に巣の中にヒナ1羽を、8日に2羽を、11日には3羽を確認。6月7日に1羽目、8日に2羽目、11日に3羽目の巣立ちを確認した。7日と11日の巣立ちは、何らかの理由でヒナが巣から落下した偶発的な巣立ちである可能性が高いと考えられる。

(3)巣立ち後の状況:6月7日に最初に巣立った1羽が行方不明になったが、6月12日に杉林で再確認され、14日には親鳥等と合流した。また、6月13日までに全ての幼鳥が地上に降りたことを確認。巣立った直後から、巣のある林をねぐらとして利用しなくなり、6月28日までに親鳥と幼鳥の全5羽が、巣から750mほど離れた羽茂地区の十数羽の群れが利用するねぐらを利用するようになった。また、7月12日以降は親鳥からの給餌が確認されなくなった。なお、7月25日の確認を最後に確認されていなかったメスの親鳥が、8月13日に死体で発見された。

(4)現在の状況:引き続き羽茂地区の十数羽の群れが利用するねぐらを利用しつつ、群れと同調して行動し、親鳥以外の成鳥と行動する様子が確認されている。

3.3組目のペアの幼鳥の状況

(1)親の個体:(2008年生まれ、オス)及び(2008年生まれ、メス)

(2)巣立ちまでの経過:4月9日に新穂地区で営巣を確認し、4月12日に抱卵を開始しているのを確認した。5月17日に巣の中にヒナ1羽を、19日には2羽を確認。6月21日に2羽が巣立っている(巣の近くの枝に移動している)ことを確認した。

(3)巣立ち後の状況:6月28日に幼鳥1羽が林の外で飛翔する様子が確認され、6月29日には幼鳥2羽が水田で餌を探す様子が確認された。7月11日以降は親鳥からの給餌が確認されない状態になった。近くの親鳥以外の成鳥や1組目のペアの幼鳥と合流し、一緒に行動したり、幼鳥のみで行動したりすることも多く、行動範囲も広がっていった。

(4)現在の状況:巣のある林を引き続きねぐらとして利用する時もあれば、新穂・両津・金井地区の十数羽の群れが利用するねぐらを利用する時もあり、群れと同調して行動する様子が確認されている。8月19日には、1組目のペアの親鳥・幼鳥と3組目のペアの親鳥・幼鳥の全9羽と別の成鳥1羽の計10羽が同じ場所で探餌する様子が確認された。

草地で採餌する幼鳥3羽(左)と成鳥1羽(右) 木にとまり休息する幼鳥1羽(中央)と成鳥3羽



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