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兄妹ペアのヒナ4羽を収容しました。

トキ・ニュース 【掲載日】 2013年04月19日

平成25年4月19日、環境省からの発表で、兄妹のペアから誕生したヒナ4羽を巣から収容し、佐渡トキ保護センターに移送されました。

以下、環境省からの発表です。

・巣の中のヒナ4羽 ・無精卵3個を巣に置く
 
・収容されたヒナ4羽  

1.ヒナを収容したペア
 No.81(2007年生まれ、オス)及び No.66(2009年生まれ、メス)*兄妹のペア

2.これまでの経過
2月28日 枯死した広葉樹で営巣を確認
3月14日 抱卵確認(13日夕刻以降に産卵と推定)
4月4日  トキ野生復帰に関する緊急会議を開催し、「きょうだいペアから産まれる個体はふ化確認後、飼育下で育てることを目標とする」方針を決定
4月13日 給餌を確認(ヒナは確認できず)
4月15日 ヒナ1羽の姿を確認(給餌状況から少なくとも2羽のヒナがいるものと判断)
4月19日 ヒナ4羽を収容し、佐渡トキ保護センターに移送

3.ヒナの収容作業について
(1)  作業実施日時 : 4月19日(金)午前6時25分から7時53分
(2) 場   所 : 佐渡島内
(3)  作業人員 : 

   捕獲班5名 
   作業総括・記録(環境省職員)
   ヒナ収容・移送(佐渡トキ保護センター獣医師2名)
   資材運搬・卵殻回収等(環境省職員)
   木登り作業・ヒナ捕獲(請負事業者)

   観察班3名
   親鳥の動きの把握(環境省職員2名・市民ボランティア1名)

(4)作業経過
5:00 観察班3名、親鳥の動きの観察を開始
6:25 捕獲班5名、巣の斜面上部から巣の直下に接近・巣にはメスが滞在
    ①    営巣木に途中まで登ったものの枯死木(落葉広葉樹)で危険性があるため、作業を中断し、隣接木からのアプローチに変更
    ②    営巣木から1.5mほど離れた隣接する杉に登攀を開始(途中まで長さ8mのはしごをかけ、その後登攀専用の補助具(縄)を用いて巣の高さ(約15メートル)まで登攀。親鳥2羽は上空を旋回。
7:27  巣まで直接手を伸ばして、巣の中にいたヒナ4羽を捕獲(巣の中に卵殻等はなし)し、かごに収容し、ロープを用いて巣の下に下ろす
7:35  巣の中にトキ保護センターの飼育個体の無精卵3個を巣の中に置く
     (無精卵を抱卵すれば、再営巣・再産卵を抑制することが可能)
7:53  作業班が現場から撤収
     ヒナは発泡スチロールの保温箱に収容し、車両で佐渡トキ保護センターへ搬送
8:01  親鳥(メス)が巣に戻り無精卵の抱卵を開始するのを確認
10:15  オスに抱卵を交代

 4.捕獲したヒナの状況等について
(1)  ヒナについて
① 242g 推定生後1週間から10日 健康
② 202g 推定生後6日以内 健康
③ 162g 推定生後4日以内 健康
④  52g 推定生後2日以内 給餌不足によると思われる右瞬膜の肥厚が見られるが、大きな異常はない。

(2)  今後のヒナの飼育管理について
収容したヒナについては、当面の間、佐渡トキ保護センターにおいて飼育(人工育雛)を行っていく予定。今後も、繁殖や放鳥は予定しない。


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