トキのたより > トキ・ニュース > 放鳥トキの営巣状況について(4月30日発表)

新着情報

放鳥トキの営巣状況について(4月30日発表)

トキ・ニュース 【掲載日】 2013年04月30日

 平成25年4月30日、環境省発表の営巣・抱卵・育雛状況です。新たに1組のペアでヒナが確認されました。
本日現在、営巣が確認されているトキは10組、そのうち3組で育雛、7組で抱卵が確認されています。

1.ふ化を確認したペア
 No.23(2008年生まれ、オス)及びNo.26(2008年生まれ、メス)

 確認日 平成25年4月30日(火)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、3月27日に営巣、抱卵を確認していたペアで、2012年に3番目にふ化が確認され、2羽のヒナが巣立ったペアである。
4月30日の早朝からモニタリングチーム(環境省職員)が観察していたところ、親鳥のくちばしの近くに、ヒナ1羽の姿が確認されたことから既にふ化しているものと判断した。映像等からからヒナの大きさを判別することは難しく、ヒナの大きさやふ化した時期は不明である。給餌の様子はまだ確認されていない。

2.営巣・抱卵を確認したペア
 1)No.108(2010年生まれ、オス)及びNo.122(2010年生まれ、メス)

 確認日 平成25年4月26日(火)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、雌雄ともに初めてのペア形成となる。3月下旬頃から2羽でともに行動するのが確認されていた。
4月26日にモニタリングチーム(請負事業者職員)が確認したところ、別のペア(No.88(2009年生まれ、オス)とNo.115 (2011年生まれ、メス))が営巣し、4月10日に営巣中止を確認した巣の上に1羽(雌雄不明)が座り込んでいるのが確認され、この段階で抱卵を開始していたものと判断した。27日、28日にも抱卵を確認しているものの29日の観察時には巣にいなかったことから、既に巣を放棄した可能性もあるが、当面経過を観察していくこととしている。これまでの観察経過から、4月25日の夕刻以降に産卵した可能性が高い。

 2)No.76(2010年生まれ、オス)及びNo.95(2010年生まれ、メス)※兄妹ペア

 確認日 平成25年4月28日(日)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、4月3日に営巣、4月12日には抱卵の中止を確認していたペアで、同じ親から産まれた兄妹のペアである。
4月28日7時38分にモニタリングチーム(環境省職員)が確認したところ、1羽が最初の営巣木から10mほど離れた杉の木に巣を造って座り込んでいるのを確認したことから、再営巣し、抱卵を開始したものと判断した。これまでの観察経過から、4月26日の夕刻以降に産卵した可能性が高い。

 3)No.72(2009年生まれ、オス)及びNo.96(2010年生まれ、メス)

 確認日 平成25年4月28日(日)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、昨年はそれぞれ別の相手(オスはNo.38(2007年産まれ、メス)メスは、No.33(2008年生まれ、オス))と営巣し、抱卵したもののふ化には至らなかった。また、メス(No.96)は、今期は別の相手(No.74(2009年生まれ、オス))と営巣・産卵し、その巣からは2羽のヒナがふ化したものの、ヒナのふ化を待たずに巣を離れていた(その後ヒナは死亡)。
同ペアは、4月18日頃から2羽で行動し、枝を運ぶ様子なども確認されていたが、4月28日7時45分にモニタリングチーム(環境省職員)が観察したところ、海岸部の松林のクロマツの上で、1羽が巣の上に座り込んでいるのを確認したことから、既に営巣し、抱卵を開始しているものと判断した。
産卵時期を絞り込むのは困難だが、これまでの観察経過から4月25日前後に産卵した可能性が高い。

 4)No.48(2007年生まれ、オス)及びNo.79(2010年生まれ、メス)

 確認日 平成25年4月29日(月)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、4月9日に営巣、14日に抱卵中止を確認していたペアであり、4月29日13時50分頃にモニタリングチーム(ボランティアの市民)が観察したところ、斜面の杉林の杉に巣を造り、1羽(雌雄不明)が巣に座り込んでいる様子が確認された。このため、再営巣し、既に抱卵を開始しているものと判断した。これまでの観察経過から、4月23日の夕刻以降に産卵した可能性が高い。

2.巣の放棄を確認したペア
 1)No.48(2007年生まれ、オス)及びNo.79(2010年生まれ、メス)

 確認日 平成25年4月29日(日)
 場 所 新潟県佐渡市
 経 過

 このペアは、4月1日に営巣・抱卵を確認していたペアで、オスは、昨年3羽のヒナが巣立ったペアのうち1羽である。4月29日に近隣の住民が確認したところ、朝から巣を空けた状態になっており、以降も巣に戻っていないことから、既に営巣・抱卵を中止したものと判断した。

【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。


PAGE TOP